再登校事例

社交不安障害による不登校 男子高校生GM君 Vol.6

全く納得できません

(2011/11/09)
 
あまりの学校の対応のまずさに、もう教育委員会に相談するしかないと決め電話をしました。
教育委員会では丁寧に話を聞いてくださって、すぐに学校に電話をしてくださいました。
するとすぐに教頭先生から電話があり、11月11日に学校で話し合いが持たれる事になりました。
 
 
(2011/11/11)
 
今度は学年主任、担任、それに教頭先生が校長の代理だと言う事で、私たち両親、息子の3と学校で話し合いが持たれました。
 
イジメの件に関しては、
学校側で生徒数人に聞き取りをしたが決定的な事実も出ず、
何よりいじめた本人がいじめを認めないのでいじめにはならない。
(頭が良いのでいくらでも自分の良いように言い訳が出来る)
Fからの謝罪も無くFの親へも伝えずに済ませる、との事。
 
全く納得できませんでしたがあきらめるしかないのでしょうか…。
 
しかし学校側は、息子が学校に登校できる事が一番大事だと言い、全面的にサポートすると言う話でした。
別室での授業と、最後の定期テストに向けての特別な時間割の授業を受けられるようにサポートする、との事。その授業も単位に入れてくれる、と言う話でした。
 
卒業と受験の事が1番気になる私たちには、イジメの件に関して、これ以上は無理だとあきらめ、それを受け入れるしかありませんでした。
 
でも息子にしてみれば、到底納得の出来る話ではなかったと思います。
 
頭の中はFへの恨みでいっぱいで、朝から下痢や腹痛の症状を訴え学校へ行く事もできず、勉強する事もできない、調子がよくなればベッドでアイフォン片手にゴロゴロして、ゲームばかりをしている日々が続きました。

解説

教育委員会は彼ら(公立高校)にとって上役に当たるので、こわい存在です。
いじめ主犯のFの親は有力者らしいので、それもこわいのでしょう。

どちらにもいい顔をしようとすれば、まあ、こういう対応になるのでしょう。
それでもこの対応はかなり譲歩してくれた方だと思います。

しかし、一番の被害者であるGM君が犠牲となります。

ここにあるGM君の状態は、いじめのPTSDによるものか、社交不安障害かは判然としません。